本書刊行に寄せて

春爛漫の候、皆様ご健勝のこととお喜び申し上げます。

さてこの度は私の拙い出版のために、多くの方に貴重なご寄付を寄せて頂き、またメッセージを頂き、心より御礼いたします。

この本は、編集を藤井朋子さんにお願いし、また私共でお産に関わったお母さん方が出版プロジェクトチームを作り、ここにやっと刊行に漕ぎ着けることができました。心より感謝いたします。

この本のテーマのように、『産み方は生き方』をモットーに、長い間女性と共にお産に関われたことを心より感謝いたしております。

これからも多くの女性と共に楽しく生きていきたいと思っております。


2022年4月
朝比奈順子

荒堀憲二 さん より
(SBSK自然分娩推進協会代表・産婦人科医師、『頑張れ助産院 自然なお産をとり戻せ:お産の危機』著者 )

本編では朝比奈さんの哲学とともに自然分娩実践法や指導法、産婦さんから教えられたことなど示唆に富んだ内容が書かれています。〜
妊婦さんに1対1で継続的に関わっていると、個人的な悩みや伏せていた過去など、病院時代には知る由もなかった妊婦さんの内面の葛藤等にも遭遇するそうですが、妊娠出産に向き合い、お産が幸せな経験となったとき、心からの和解や解決につながり、女性としての自立・再生が始まるそうです。これもWHOガイドラインでいうポジティブな体験でしょう。
だから朝比奈さんは「助産婦の自立と女性の自立はイコールである」と述べています。

お産の危機は即ち母子の危機で、虐待問題、家庭環境、さらには女性の成長と生き方という社会の在り方にまで関係する大きな問題なのです。このような問題がサラリと記されている上に、自宅で生まれ自宅で死ぬという死生観にも言及されて「家には家の薬がある」と表現されているところが、やはり産婆です。

若い助産婦さんにもぜひ読んでほしい一冊です。(5/2メルマガ47号より一部抜粋)

めぐみ助産院(静岡県浜松市)・田島惠子助産師さんより

一気に読み終えました。朝比奈さんの語り口は優しく、読みやすい。「産み方」は生き方そのものなのだということを、自然出産を選んだママ達と実現させていく様子がわかる本です。この頃にはめずらしい手応えのある本です。
多くの妊産婦さん、助産師のみなさん、一読の価値ありですよ。

松井るり子さん
(児童文化研究・文筆家、著書『七歳までは夢の中』(学陽書房)など、絵本を通したこども理解、関わり方についての講演なども行う)

いいお産のいいお話が楽しくて、一気読みしてしまいました。筋肉づくりを本気でやってきた産婦さんたちの明るさと、ゆったり支えてくださるプロのお仕事に励まされます。これからお産なさる方のみならず、大切な方のお産が幸せですようにと願う方に、楽しくお読み頂ける本だと思います。

朝比奈先生の腕の中で、きもちよさそーーーうにくつろいでいるおふろあかちゃんが、かわいくてかわいくて、泣いてしまいました。このお子さんは、きっと幸せになるだろうなと思いました。

製作チームからのメッセージ
藤井朋子
 ー企画・編集を担当/主婦、4児の母、朝比奈助産師の元で3人の子どもを出産。
@kimutomo.pace

 産後も子どもの成長を一緒に喜んで見守っていてくれる助産師さんが、お産の時にはいつもサポートしてくれる。その安心感が安産の秘訣だったと感じています。
 妊娠から出産、子育てまで、継続して一人の担当助産師さんが支援してくれる継続ケアを、全ての女性が選択できるようになってほしい。産むことをもっと日常の中に、くらしの中に取り戻したい。
朝比奈先生の助産活動を本として記録に残すことがその一助になればと、製作に取り組んできました。

(Photo by Kyon Hashimoto)

原えりか

ーイラスト・企画を担当/ものをつくる人、3児の母、長男と次男を朝比奈助産師の元で出産
@amu.yotsume


 3人の子どもを助産院や自宅で出産して思ったのは、出産は、産む場所や方法よりなにより、関わる「人=助産師さん」が大事だということです。あいにく、全ての人が助産院や自宅で産めるわけではなく、妊娠出産に対する考え方は人によって多種多様です。しかし、産前産後の継続的ケアは誰しもが必要なもの。そのケアがどんな環境でもできるのは、わたしは“助産師”だと思っています。
 朝比奈助産師の「生き方」も綴られているこの本を通して、一人でも多くの女性やその家族の出産が温かいものになるように願っています。

(Photo by Asai chiho)



鈴村英理子(えりんぎ)

ー写真提供・企画/ ダンサー/振付家、2児の母、次女を自宅出産するときに朝比奈さんにお世話になる。その時のお産の写真を「くらしのなかのお産展」として公開。
@odorukurashi


 朝比奈さんの、ある意味適当でおおらかなところ、受け入れてくださる懐の深さに、安心して私が私らしく、妊娠・出産をすることができました。朝比奈さんや友だちに支えられた賑やかなお産は、人生の宝物です。

 多くの叱咤激励の言葉が詰まったこの本は、これからお産をする人だけでなく、あらゆる世代、性別問わず、なにかを奮い立たせてくれるようなキッカケになると思います。ぜひ多くの方に手に取っていただきたいです。

野田藍子
ー装丁素材デザイン/野田版画工房、二人を自宅出産
@noda_print


 朝比奈先生に出会ったのは、1人目の妊娠がわかる2ヶ月前でした。私は出会った時から「こんな人のところで子どもを産みたい!」と一目惚れをし、共に妊娠期を歩ませていただき2人の子を出産しました。

 お産を通じて学んだことの一つには、自分の道は自分で決めるという事。それと、共にいる周りの人に感謝する気持ちを持つ事を学びました。

 当たり前のようでも、私には足りなかったことをお産を通じて気づけた事が大きな宝となったと感じています。

 この本には一人一人の生きるストーリーが詰まっており、お産のその瞬間を感じることができる一冊です。多くの人のところに届きますように。

 綾牧生
ー 企画/一般社団法人ぐるり代表理事
@makio.pirikal


はじめての出産を二ヶ月後に控えたときに、朝比奈さんに電話をしました。

それまでクリニックにかかっていたのですが、助産院/助産師さんの存在を知り、いてもたってもいられなくなったのです。

 

「あんた、どこ出身?」

朝比奈さんに最初に聞かれた質問です。

そのとき、妊娠してからずっと抱えてた不安や緊張が、いっきに和らいだのを、今でも思い出します。

「この人は、私のことを知ろうとしてくれてるんだ」

朝比奈さんのところで産みたい。心は決まりました。

 

私というひとりの人間のお産を、

朝比奈さんというひとりの人間が支えてくれる。

私の決心を、最後まで支えてくれる人がいる。

ふりかえると、この信頼関係を築いてくれた朝比奈さんのおかげで、今があるのだと思います。

 

目の前にいる産む女性に、とことん向き合い続けている朝比奈さんの言葉は、厳しいけれど愛がある。

その断片を、本から感じ取ってもらえればいいなと思っています。

 


私たちも応援しています!


“自然の力を信じる。”
それは“出産”に限らず、人間の真髄がそこにあると思います。
新しい命の誕生、そこに向けた家族のあり方、それがお産に繋がる。そしてそこから始まる、家族のかたち。

自然なお産という形を通して、沢山の神秘を見守り続けて来られた
朝比奈先生からは、多くの事を学びました。
その先生からの教えと、全員で成し遂げた素晴らしい出産の経験は、過酷な北の大地に暮らす私達家族にとって、現在でも、暮らしの核となり、ベースとなっています。
今のような世の中にとって、大切な事は何か?
それがここに書かれていると思います。

こどもが欲しいご家庭、こどもを授かったご家族、そして、子育て中の方や自分らしく生きたい方、
生きるとは?
老若男女全ての方に読んで頂きたいです。

〜暮らしから〜Ai Y Erholm
@ai_y_erholm
@kurashikaraai

朝比奈先生は、覚悟が出来ていない妊婦さんのお産を安請け合いしません(私も一度帰されました笑)。
それは、しっかり責任を持って産むためのサポートをするからこその厳しさで、一人一の選択を受け止める覚悟や、生まれる命の先のことまで考えて、けれどそれを押し付けることなく、産む人が自分で理解するまで、しっかり背中を見せてくれる、そんな素晴らしくかっこいい助産師さんです。
お産する時にも直前まで普通の暮らしをして、お産して、またいつもの暮らしに戻る。ぼんやりと自分が描いていたお産の理想のようなものがありましたが、朝比奈先生の助産院でのお産を通してその理想を体験できたと思います。自分の尊厳がとても大切にされた空間で、安心して女性の産むという機能を楽しめた瞬間は本当に豊かな時間でした。
病院、産院、どちらで出産してもお産の尊さは同じですが、産む人が選択できる世の中であり続けて欲しいと思います。

ごうだまさこ

赤ちゃんが出てきた瞬間は、「ヤッター!!」と、自分で自分を心の底から認められた人生で初めての瞬間でした。感動で泣くよりも、達成感で笑ってました^ ^ 
満面の笑みでお産ができたのは、朝比奈先生が私を信じて、絶妙な間と必要なだけのサポートをしてくださったおかげ。このお産の経験が、その後の子育てにも大きく影響しています。
産前・出産・産後。いつでも相談できる環境があることは、お産に望む上で必要な心の安定に繋がります。それは、女性の身体も赤ちゃんのこともどちらも専門とされている助産師さんだから叶うこと。
どんな状況の妊産婦さんにも、専属の助産師さんが付き添ってくれる優しい世の中になりますように。

田中由佳(crptr チロプテラ)
事務コンサルタント/1児の母
@crptr_yuka_officework


(photo by Chiho Asai)

私は5回お産を経験しました。
末っ子の妊娠中に好きな体勢で産みたくてバースプランを書きましたが、クリニックでは叶わないと知り助産所を探し、朝比奈助産院を知りました。
朝比奈さんは私と家族を丸ごと受け止めてくださいました。
お産では三宅助産師さんとお二人がずっと付き添ってくださり、『大丈夫だよ〜』とずっと声をかけてくれて、とても安心できた時間でした。
朝比奈さんに出会ってから食への意識、お産や子育てへの関心が高まり、市民活動をスタートすることになりました。
朝比奈さんとの出会いがなければ今の私はいません。

助産師さんとのお産ではなかったとしても、妊娠した時から出産後も助産師さんと繋がってることは心身の安寧になります。
助産師さんは自分や子どもたちを丸ごと愛してくださり、まさに第二のお母さんのような存在になってくださると思います。
出産できる施設が減っていますが、助産師さんとのお産が選択肢に入るのが当たり前になればいいなと思います。

村山さおり

朝比奈先生に「あなたどこで産むのよ〜」と問われ、「選べないのでクリニックで」と答えると「選べるわよ〜」と先生。そのひと言で私の細胞のスイッチがパチパチと音を立てて人生が変わりました。
不安だらけの私、誰かにこんなにも寄り添ってもらう経験はそれまでありませんでした。幸せな幸せな天国のようなお産と、産前産後に伴走してもらって乗り越えた数々の記憶が、幸せな子育てと選択に繋がっています。

すみだゆうか

緑に囲まれた白い壁の洋館に、ドキドキしながら訪れた妊婦検診。時々、お家に朝比奈先生の姿がなく、李先生に電話で呼ばれて、飛んで帰ってこられた事もありました。
私は三人目のお産で朝比奈先生にお世話になりました。
私が看護師で、上の子二人を東京の助産師さんに取りあげてもらった為か、健診の時にはいつも、私の話はそこそこに、助産婦の仕事の素晴らしさ、先生の大切にしている事を、熱く熱く語ってくださいました。
そして、自宅で迎えたお産は、本当にツルリと、初めてどこも切れずの安産でした。朝比奈先生と三宅さんのお人柄にも、家族皆が安心して、お産前後の時間を過ごせたこと、本当に有難く、温かく、心に残っています。
 
そして自宅出産、産後入院という、贅沢コースをさせてもらい、数日間、先生のご飯をいただきました。
実母が学生時代に他界した為、毎回、産後は母を思い出して泣いて暮らした私ですが、朝比奈先生の愛たっぷりのご飯と、言葉かけに、私もこんな風に、熱い愛のあるお母ちゃんになろう!と、心に決めた日々でした。
 
あれから7年経ちます。
お世話になった次男も小学生になり、当時よりも冷静に、お産の事、子どもと暮らす事について考えられるようになりました。
今でも第一目標は、「朝比奈先生みたいに熱いお母ちゃんになる事」ですが、同時に、妊娠出産や、幼い子どもとお母さん達を支える仕事がしたい。そう思って学びを続けています。
朝比奈先生との思い出は、私の原点に還る大切な時間。
これからも沢山の人が、心地よいお産と人生に出逢えますように!
 
石濱すずな
(二男一女の母。子ども達がシュタイナー園に通ったことで、シュタイナー人智学、医療看護に出会う。日本アントロポゾフィー看護協会会員)

病院出産、助産院、自宅出産と順番に経験させて頂き、様々な違いや思いを得てきました。

その都度一生懸命でいっぱいいっぱいで幸せで、でももうちょっとこうしてあげれたら良かったな、なんて思いも持ちつつ、

でも結果的にはどれも経験できたことに心から感謝できている今です。

そう心から思えているのは、どれも正解でどの出産もマルなのよ〜といつもいつも丸ごとの私を受け止めてくれた助産師さんの、全身全霊の言葉とおもいのシャワーを浴びてきたからなんだなぁと、改めて感じます。

そして強い意志を持ってこの地球に生まれ出ようとする我が子に、喜びと感謝を思いつつも痛みに翻弄されてしまう私に代わって、我が子の意志を尊重するように待っていてくれる、本当に心強い味方でした。

助産師さん達の生まれ出ようとする命への向き合い方、その真摯で美しい姿勢に、いつも背中を押してもらってきました。

大好きな朝比奈先生のお産日記からもきっと、その時その時の私の背中を押してくれるメッセージがいっぱい詰まってるのだろうと、今から楽しみにしています。


筒井聡子

(3児の母。時々あわうみ調理部として料理してます)

@awaumi_choribu

朝比奈先生が脳卒中のご入院中にお電話をいただき、先生の退院後のお身体のケアをさせていただいています。


「病気もリハビリもお産と一緒。自分でやる気持ち、絶対産む、絶対歩く。決めることが大事。」「呼吸と歩くこと。人生山登り。体と心を調えるんです。」と、いつも言葉にしながら着実に回復され、退院時には予想だにしない活動量と、さらなる勉強を楽しまれています。

ご自身の生き様で大切なことを教えてくださる朝比奈先生のお話を、まだまだたくさんの人に届けたいと思い、オンラインお話会を開催し、妊婦さんや助産師さんに限らず、あらゆる世代の方に大切なことを思い出させてくださっています。


お産の話は命の話。

生きる力の源を湧きたたせてくれる先生のこれまでのご経験、言葉。書籍として拝見できるのがとてもうれしいです。きっとたくさんの方の支えになると思います。


田中麻美
(ホロソフィー施術家、理学療法士、オンラインお産塾【お産を学ぼう】事務局)
@osan.manabo

朝比奈さんに出会ったのは、22年以上前のバンクーバー。

上の子をバンクーバーの病院で産み、2人目の妊娠でバンクーバーの独立助産師に診てもらいながら、帰国して日本で出産すべく、滋賀の助産師さんをネットで検索、朝比奈順子さんという助産師を探し当てた頃、ちょうどバンクーバーのラジオに朝比奈さんが出演したのでした。

 

臨月で日本に帰国して、朝比奈さんたち助産師さんにお世話になるのですが、カナダの助産師と違って、日本の助産師は医療介入が何もできない(当時)ことに、驚き、悲嘆し、ぐちゃぐちゃの精神状態で出産したのですが、彼女たち日本のお産婆さんたちは世界に誇る魔女だったのです。綿々と受け継がれている日本の産婆の技術は世界的にもとても高く、でもこれに気付いてる人はほとんどいない。一方、世界では自然出産や自宅出産が見直されているのに、日本では『風前の灯』状態。今はこの日本の高い技術が途切れないことをただただ願うばかり。朝比奈さんのこの本が多くの人に読まれますように、願ってやみません。


中野和子

(NPO法人・碧いびわ湖理事)

長女を妊娠した頃、

私達夫婦は地に足をつける生活をと、農のある暮らしを始めるところでした。自然により近づくためのはじめの一歩という想いで、自然なお産をしたいと、朝比奈先生を訪ねました。

不安そうにする私に

「お産はね、脱皮できるから。だから自分で産むんだよ。」

「人間だって動物なんだから、ちゃんと自然に産める。」

「待つことが大事。」と一つ一つ寄り添うように教えて頂きました。

なかなか産まれなかった時、

「今、僕たちは自然に試されてる気がする」と言った夫の気持ちを先生はしっかり受け止めてくれました。

そうして、自分で産みきった私たち夫婦は自然のきびしさと強さと大きな感動を教えてもらい、その産み方通りに自然に感謝しながら生きています。

[どんなふうに産むか]が

[どんなふうに生きるのか]に繋がることだと、自然なお産を通して学びました。

 

ムンジオリ アキ

(長女を予定日よりも20日超過で自然にお産。長男を、丸2日続いた陣痛を助産師さん・夫と共に乗り越え、4082gで自然にお産できました。)

 初めてのお産は、消防士の知り合いが「36歳は高齢出産だから」と、親身になって紹介してくれた隣町の大きな病院でした。私はあまり深く考えることもなく、その考えに賛同しました。しかし、診察から出産までの通院の日々は大変つらく「できるだけ自然に産みたい」と話す私に「最近は会陰切開でのお産がほとんどです」と切ることを当たり前と考えておられる担当医の、毎回の冷たい対応の診察に、お産への不安はお腹が大きくなるごとに増していきました。長男がこの世に産まれ出たとき、お下をチョキンと簡単に切られてしまった出産直後の私は、人生で最大の喜びの声を上げるはずの瞬間に「もう少し頑張りたかった・・」と悔しくて悔して止まらない涙を流しながら、助産師にそう言ったのでした。今思い返しても、長男に申し訳ない気持ちがわいてきます。私も赤ちゃんも、途中、切迫早産と言われたものの、赤ん坊は3000gを超え、母子ともに健康な状態で迎えたお産でした。

 2度目のお産は、妊娠中から朝比奈助産院にお世話になり自宅で出産したいと強く思っていました。診察は毎回楽しみで、また帰りにはほっと温かい気持ちになり、お産までがんばろうという励みになりました。産むまでの間の体調のよい日には、よく歩くことでお産に向けての自分と向き合ういい時間を持てました。いよいよお産の日、薄暗い程度の落ち着く灯りの下、6畳の部屋で産婆さんと自分の家族に見守られてのお産。「産み落とす」という言葉がピッタリの、動物と同じ四つん這いでのお産は、病院での上向きで両足を縛られたお産とは、気持ちも産みやすさも、本当に、雲泥の差でした。

 どうか、世の母ちゃんになるみなさん、お腹に赤ちゃんが来てくれたときには「そんな余裕はない!」と私も一人目のときは思いましたが、どうか産み場を、自分と自分の赤ちゃんのためにしっかりと選んでください。「高齢出産」と母子手帳に書かれて、なんだか「私は贅沢言ってはいけない?」みたいな気分にもなってしまいますが、本来、女は、余計なことをされなくても、赤ん坊を産み落とす力を備えていると思います。病院でのお産、帝王切開でのお産を否定しているのではなく、それが必要な場合であっても、すべてを医者に任せるのではなく「これは本当に必要?」と感じることには、きちんと調べたり、きちんと断ったり、産後のこともありますから、どうか「妊娠~出産~産後」までを、自分と一緒に温かくサポートしたもらえる「場所」と「人」を選んでください。
 そんなことができる、当たり前でそして夢のような場を、この東近江市内に長年苦労しながらも作りあげてくださった朝比奈先生と助産師のみなさま、本当にありがとうございます。こんな場が日本全国に広がることを心から祈っています。
 立場は違えど、私も同じ方角に向かっています。同じ東近江市のたむたむ畑で、赤ちゃんを連れて、遊びに来てくれる母ちゃんたちと逢える日を、楽しみにしながら♪

たむたむ畑・松下 泰子

助産師歴は長いのですが、ただ長いだけでは開業助産師にはなれません。

それを思い知らされたのは、三度目のお産を朝比奈さんに依頼した時から始まりました。既に助産師になって12年が経っていました。子育ても助産師としても再スタートした気持ちでした。今の私の立ち位置の原点となりました。


朝比奈のお産のサポート役を10年間してきました。実に、女性のしなやかな心と身体、赤ちゃんの産まれいずる不思議な力を思い知らされる日々でした。

お産と子育てが人生にどれ程影響するか、その後の彼女たちの生き方に繋がっているか。

まさしく私もその中の1人だと思っています。

 

三宅昌子

(共同助産所お産子の家・助産師)
@osanko2020